はっぱのしげった物陰で、にぃには
ボクをおさえつけました。

前みたいな、ごっこあそびとはちがいました

ずっとだまっているにぃにがこわくて、
にげようとしたけれど
くびすじをかまれて
身動きができませんでした
ボクは にぃにがなにをしたのか
よくわかりませんでした

でも なぜだかすぐに
からだをあらいたくなって

あしのつけねと おなかがいたくて
なきたいのに
こえも なみだも
出ませんでした
シロは俺の顔を見るなり黙って
頬をつよく叩いた。

「消えて」

---何も言い返せない。
チィを守る、と誓ったはずの俺が
あいつを傷つけてしまったんだから。

「あんたも最低の雄に育ったのね…
 みんな同じ、雌を悲しませるだけ。
 雄猫なんか大嫌いよ」
もどりゅ  まえのぺー つぎいく

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